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働く女性が平等な年収交渉を行う方法

転職キャリアアップ - 働く女性が平等な年収交渉を行う方法国際女性デーからも分かる様に、世界で多くの女性達が性別に対する変化を求め、それが今世界を動かしているのは疑う余地もありません。女性だからと差別が蔓延る世の中は終わりを迎え、女性達自ら性別の壁を超えた権利を勝ち取っています。しかし、まだ女性が男性と同じ土俵に立てていない分野があります。それが職場での平等性です。

 

日本でも展開しているグローバル転職エージェントロバートハーフによる2,800人以上の上級管理職を退職とした調査によると、約70%の人が給与交渉を期待していたが、最終的に声を上げて給与交渉をした人は約半数の55%にとどまりました。そしてハーバードビジネスレビューによると、女性も男性と同じ頻度で給与交渉を行っていますが、男性の約20%が昇給し、女性は15%にとどまる結果も出ています。

 

あなたのデスクの周りを見渡せば色々な人が働いている事でしょう。その全ての人が給与交渉をする権利があり、給与交渉をしても良い人達です。性別は一切関係ありません。イコール・ペイ・デイ(Equal Pay Day)でも女性の賃金に関して数多くの議論がされています。そこで、女性も男性と同じ給与を受け取り、同じフィールドで戦うための方法をご紹介。

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何を交渉すべきかまずは知る

今、あなたの目の前にあるオファーは非常に魅力的で一切の文句が無いかもしれません。ここでさらなる給与交渉を行う必要性は無いと感じるかもしれません。オファー金額を手にした候補者の中には、金額に満足し感謝の気持ちを述べる人と、その金額にがっかりした表情を見せる人がいます。後者の場合、その金額に不満があるからでしょうか。いいえ、彼等は不満な表情でさらなる給与交渉へと進め、より多くの金額を手にする事が出来た人達です。転職活動を始める場合、この考え方を事前にしっかりと頭に入れておきましょう。ここでは男性、女性関係なく、あなたがどの様に交渉するかというスキルが問われます。目の前にあるオファーに満足するのか、もしくはさらにもう1歩足を踏み込むのかで、結果は大きく異なるでしょう。

 

ある調査では、男性が100円収入を得るのに対し、女性は同じ仕事をしても80円しか稼げないという結果も出ています。世界に目を向けると、人種での差別も関係するため、80円が61円になる人種もあれば、53円という人種までいるそうです。つまり給与交渉をしないという選択をした場合、徐々に男性との給与格差が広がる事をあなた自身が受け入れているという事になります。男性でも女性でも黙っていては何も得る事が出来ません。時には行動し、声を上げる事であなたが欲しい物を勝ち取ってみましょう。

 

こんな事実を知ったあなたはどう感じますか。同じ役職で働く男性が、あなたよりも21%も高い年収を得ている事実。もしあなたが今の年収の21%も高い金額を手にすることが出来たらどうでしょうか。仕事内容も役職、今の仕事の環境は全く変わらないという条件で。

 

用意周到に

給与交渉に臨むにあたり、事前に何を聞かれるのかしる必要があり、事前にしっかりとした準備をしておく事をお勧めします。インターネット上では簡単に今のあなたの職種や業種に合わせた給与の平均値を調べる事が出来ますので、マーケットの給与情報は交渉時に多いに役に立つ事でしょう。そして次に、あなたの友人や知り合い、メンターや転職エージェント等へこんな質問をしてみましょう。

 

『新しいポジションやチャレンジに興味があるが、今重要な事は本当に私自身が妥当な年収をもらえているかどうかです。あなたの年収を教えてくれと言っている訳ではなく、私の役職、経験年数から今の年収は妥当だと思いますか?』

 

この質問をより多くの人に聞く事で、あなたは年収に関する知識を深める事ができ、かつより多くの情報を周りから得る事が出来ます。あなたのマーケットでの評価を知る事は給与交渉の中でも非常に重要な材料となるでしょう。そして一度担当人事へ連絡をし、社内の給与レンジ(幅)を聞いてみるのも良いかもしれません。企業によっては社員に対して公に開示しているケースもあり、役職やポジションに応じた給与の最低ラインと最大ラインを決めています。この情報を手に出来ればさらなる給与交渉の材料となる事でしょう。

 

会話の主導権を握る

転職先であなたへのオファーを決まると、まず採用担当者からこの様な連絡が来るでしょう。

 

採用担当者:おめでとうございます!選考の結果あなたには〇〇〇というポジションでオファーをさせていただきます。スタート日は〇〇で給与や年収ベースで800万とします。

 

この様な連絡を受けた場合、

1)あなたは非常にうれしい気持ちかもしれませんが、その場ですぐにオファー承諾はしない事
2)丁寧でポジティブな返答を心がけましょう。ここは喧嘩をふっかける場ではありません

 

あなた:ありがとうございます。オファーを頂けた事に感謝します。

 

ここであなたは一呼吸おき沈黙を作ります。その沈黙に採用担当者は驚き戸惑う事でしょう。(企業の採用担当者はあなたがオファーを受ける以上に、あなたに入社してもらう必要があります。なぜならば、採用担当者の評価はオファー受諾までの期間が設定されているからです。)少しの沈黙の後、再度感謝の気持ちを伝えあなたのそのポジションに対する熱意も伝えると良いでしょう。そしてもう一呼吸おき、

 

あなた:でも週末まで検討してもよろしいでしょうか。今回給与面を優先順位としていますので、お返事お待ち頂けますか?

 

どんな返答をする場合でもあなたは常に声のトーンを変えずに、丁寧である事は忘れてはいけません。声のトーンでポジティブなのかネガティブなのかを読まれてしまいます。あなたの返答を聞いた採用担当者は必ず、『私の判断ではお答えできかねますので、追ってご連絡いたします。』と言うでしょう。そして『もしご年収の金額にご満足いただけないとしたら、具体的なご希望金額をお教えいただけますか?』と聞かれたら、『このポジションの給与レンジ(幅)が分からないため、具体的な金額のお伝えは難しいですが、このオファー金額よりも高い金額を望んでいます。』と答えましょう。具体的な金額を伝えるのは避け、相手に判断を委ねてしまうのです。しかし採用担当者によっては、具体的な金額を知る必要があると返答される事があります。その場合は、800万円のオファーであれば900万円が希望と伝えましょう。最終的には850万のオファーで落ち着くからです。

 

もしオファーの金額を少しでも上げてくれたのであれば、採用担当者には再度感謝の気持ちを伝え、さらなる交渉が始まります。外資系企業では多く見受けられるサインオンボーナスと呼ばれる入社時に受け取るボーナスの様なもの。あながた今の会社をすぐに退職しなければいけない場合には、次のボーナスが受け取れません。それを転職先企業に補償してもらう方法です。その他にも今後働く上での条件交渉として、在宅勤務の申請、フレックス制度の活用等もオファー時に交渉すると良いでしょう。入社後にこの様な交渉を進めると、なぜ入社前に言わなかったのかと言われてしまうのがオチです。


給与交渉は何も難しい事ではなく、あなたが日々仕事で多くの問題を解決している中の一つに過ぎません。しかし簡単ではない事は分かっています。利口なビジネスマンビジネスウーマン給与交渉にはひるみません。なぜなれば口にして行動しなければ今よりも高い給料を得る事は出来ないと知っているからです。言った物勝ちとは言いませんが、給与交渉はセンシティブなイメージを持っている人も多く、お金の事はあまり口に出したくないと感じる人が多いのも事実です。

 

つまり口に出し行動しない人が多数なのであれば、誰が給与交渉で今よりも高い年収を得ているのかお分かり頂けるでしょう。女性だからと年収に関して話してはいけないという決まりは一切ありません。あなたが本当に男性と平等な年収を得たいと思うのであれば、すぐに行動してみましょう。あなたの周りにいる男性は、すでに給与交渉をしたため、あなたより年収が21%も高いのかもしれません。

 

転職キャリアアップ - 転職面接 執筆者 | Arie - アリー | 転職面接担当