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企業が候補者に今よりも低い年収でオファーをするたった2つの理由

転職キャリアアップ - 企業が候補者に今よりも低い年収でオファーをするたった2つの理由転職時には年収に優先順位をおく人も多く、今よりも高い年収で転職を実現し、結果キャリアアップに繋がれば満足のいく転職活動だったと感じるかもしれません。しかし、実際に選考が進みオファーの段階になって、想定していたよりも低い年収でオファーをされた経験がある人もいるでしょう。直接応募した場合には求人情報に参考となる年収金額が記載されていたり、エージェントのリクルーターを通しての転職であればエージェントからある程度の年収幅は聞いていた上で選考を進めているはずです。

 

しかし実際に蓋を開けてみると今よりも低い年収でのオファーとなり、今の仕事を継続するよりは良いと判断し、オファーを受諾する人が多いのも現実です。もしあなたにとって年収の優先順位が高いのであれば、今よりも低い年収でのオファーは辞退するべきでしょう。実際に外資系企業リクルーター(採用担当)として働く私が、なぜ企業が候補者に対して今よりも低い年収でオファーをするのかをお教えします。それは大きく分けてたった2つの理由です。

 

①予算に限界があるため

特に外資系企業の場合は、各ポジションで年収や給与の予算幅が決まっている場合が多く、その予算を超えてオファーするケースは非常にまれです。現職の同レベルのスタッフと比較した年収や、マーケットの平均年収からこの予算は決まっており、それ以上のオファーはいくつかの承認をとる作業が必要となってきます。そして選考状況や長さに応じて会社の状況も変化し、採用に関してのコストが急にカットされたり、年収幅が低くなる事は良くあります。そのため、あなたが当初希望していたの期待に応じること自体難しいケースが発生し、最終的に低い金額でのオファーとなってしまいます。

 

日系企業の場合は、経験年数や年齢によって決められるケースがあり、たとえ予算内であっても、あなたが若いという理由だけで期待した年収金額でのオファーではない事もあります。転職エージェントを活用しての転職の場合、コンサルタントと呼ばれる求人を紹介してくれる人達も、より多くの候補者を集めるために予算を高く伝えしまうケースもあります。予算による縛りはなかなか打ち破る事が難しく、さらなる承認が必要となれば、さらに多くの日数を必要としてしまいます。(一般的な外資系企業では、海外本社の反応は非常に遅い事が多いため)

 

②あなたの評価がその金

二つ目に考えられるのは、あなたが受けた面接の結果、面接官があなたの価値はこの金額だと判断したためです。つまりそれ以上の金額を払ってまで、積極的に採用するつもりがないという意思表示でもあります。もし、この金額でも入社してくれるなら来て下さい、というニュアンスです。

 

つまり、低い金額でのオファーを受けるか受けないかはあなた次第という事です。一般的に決められた年収幅がある中で、あなたの今の年収金額よりも低い金額でのオファーは、あなたの評価がそこまで高くなかったという意味でもあります。しかし一緒に働きたいという意思は企業側にもありますが、希望の年収に沿える金額でのオファーをする程でもないという事です。

 

このケースは非常に多く発生し、特に年功序列が残る日系企業や、外資系企業の中でも面接官が古い日本人的なドメスティックな考え方の人の場合に多く見受けられます。本当に我が社に興味があれば、年収が下がってでもオファーを受けるはずだ、という考え方を持つ人がまだ多くいるのも事実です。

 

私も実際、転職活動をした中で当時の年収の約10%低い金額でオファーを受けた経験があります。正直入社したかった企業であったため、非常に悩みましたが、私は年収を下げる事は考えていなかったため、最終的にはお断りをしました。リクルーターとして働いているため、その企業の私に対する評価がその金額だと認識し、恐らく今後何かひっかかる部分が残るだろうと考えたからです。(正直、悔しい気持ちでいっぱいでした。。。)

 

このケースでは、一度企業に対して年収交渉をする事は可能です。再度希望金額を伝え、その金額でなければオファーは受けない旨しっかりとあなたの意志を伝える事が重要です。ここで気持ちがブレるのは一番してはいけない事です。可能性はあまり高くないですが、企業側から再度あなたの期待する年収額で再オファーをしてくれるかもしれません。

 

しかし多くの場合、金額は変わらずあなたから辞退する事になるでしょう。この日本だけでも、全国に約400万を超える企業があります。私の個人的な感想では、どうしてもその企業へ入社したいという意思がないのであれば、今よりも低い金額でのオファーを受ける事はお勧めしません。その様な文化を持つ企業は、入社後の昇給や昇格でも同じ考え方で金額が決まる事が多いためです。

 

転職では、年収に関して非常に多くの相談を受ける事があります。しかし、オファーの金額はその企業から見たあなたの今の価値であり、他の企業から見たあなたはまた違った評価をされるはずです。そのため、転職活動では数社を並行して選考しておき、オファーをもらうタイミングも合わせる事が重要です。

 

数社からオファーをもらった人は、オファー金額を比較する事ができ、時には各企業に各社のオファー金額を伝えて競いあってもらう事も出来ます。(日本人はあまりしない傾向にありますが、多くの積極的な外国人は当たり前の様にしています)まずはあなたの転職においての年収への優先度を再度確認し、その上でオファーを受けるか判断する事をお勧めします。

 

転職キャリアアップ - 転職面接 執筆者 | Arie - アリー | 転職面接担当