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多くの外資系企業が導入する『コンピテンシー面接』での各スキルへの質問例

転職キャリアアップ - 多くの外資系企業が導入する『コンピテンシー面接』での各スキルへの質問例転職面接を受ける中で、『面接官は一体何を面接で確認しているのだろう』と感じた事は無いでしょうか。実は面接手法にもトレンドがあり、時代に合わせて面接手法は変化しているのです。

 

そして近年特に外資系企業で導入が進んでいるのが、コンピテンシー面接です。コンピテンシー面接とは、面接を受けている転職希望者に対して、過去の具体的な例を話させる事でその人が持つ特定のスキルや行動を知るための面接手法です。

 

例えば、『こういった時の状況を教えてください。』『こういった状況の場合どの様な行動をとりましたか。』といった様に過去の事例を元にした質問手法です。

 

コンピテンシーに関する質問をされた転職希望者は、過去に体験した問題を具体的に説明をし、その時とった行動、そしてその結果まで説明する必要があります。つまり過去の事実に基づく質問のため、嘘をつきにくい特徴があります。

 

面接官は転職希望者の過去の行動傾向を判断し、その人のマインドセットを知り、どの様な行動をとるタイプの人物なのかを知る事が出来ます。

 

 

コンピテンシーに基づく質問

面接官はポジションによってコンピテンシー面接で聞く質問を変えています。それは各ポジションによって求められるスキルが異なるためです。例えば、リテール業界の面接を受けた場合コンピテンシーは主にコミュニケーションやチームワークをベースに質問をされるでしょう。マネージャーポジションの面接であれば、リーダーシップやクリエイティビティ等の質問をされる傾向にあります。

 

コンピテンシー面接への対策方法

コンピテンシー面接への最も簡単な対策として、あなたが転職面接を受けているポジションで求められるであろうスキルをあなた自身でリスト化する事です。そしてそのスキル一つ一つに対して、あなたが過去に起こした行動と結び付けて一つのストーリーを仕上げます。

 

その行動を起こした理由、何が問題だったのか、どの様なアクションをとったのか、そして最終的な結果はどうだったのか、それは期待していた結果だったのか、という一つのストーリーです。

 

ストーリーを作る上で簡単な方法がSTARメソッドです。STARとはSituation(状況)Task(タスク)Action(行動)Result(結果)を表し、このメソッドに沿ってストーリーを作成すると、簡潔でしっかりとストーリーが構成されるでしょう。

 

各スキルに対してのストーリーが完成したら、後は転職面接で急に質問をされても答えらえる様に声に出して練習しておくことをお勧めします。実際に声に出して何回も練習しておくのと、全くしないのとでは転職面接での回答スピードが大きく異なります。

 

そしてここではいくつかの特定のスキルに対してのコンピテンシー面接の回答に関するアドバイスをご紹介していきます。

 

コンピテンシー面接の回答

とにかく回答は簡潔に

急に予想もしていなかった様なコンピテンシー面接にぶちあたると、あなたは回答に迷いが生じ明確な回答が出来なくなってしまうでしょう。そのため、まずコンピテンシーに関する質問を受けた瞬間に過去の事例を思い出し、可能な限り簡潔に回答する事をお勧めします。

 

過去の事例が一つではなく二つや三つ話し出したり、ダラダラとResult(結果)までなかなか辿り着かない回答は面接官の興味をはいでいきます。そのため事前に思いつく限りのストーリーを考えておき、面接官の質問に合わせてそのストーリーをあなたの口から話すのがコンピテンシー面接をスムーズに進めるコツです。

 

何も否定せずネガティブにならない事

過去の特定の問題や困難だった状況に関するストーリーを話す場合、特定の人やモノに対して否定的な言い方をしてしまう事があります(過去の嫌な上司や嫌な同僚に関して等)。

 

しかしあくまでコンピテンシー面接とはあなたの行動に関する質問です。あなたの上司や同僚はストーリーの登場人物でしかないため、彼等を否定したり文句に聞こえる様な発言は控えましょう。あなたの価値を下げる結果に繋がります。

 

コンピテンシー面接で聞かれるスキル

適応力 - Adaptability

『あなたが前職で最も大きなチャレンジだと感じた事を話してください。そしてそのチャレンジをどの様に乗り越えたのですか。』

 

コミュニケーションスキル - Communication

『あなたが過去に失敗したと思うコミュニケーションの例を話してみて下さい。今、それはどの様に改善されたのですか。』

『説明が難しい事を同僚に伝えた事はありますか。そしてそれは結果的にどの様な伝え方をしたのですか。』

 

クリエイティビティ - Creativity

『いつもとは違ったアプローチで問題解決をした事例を教えてください。どの様にしてそのアプローチを思いついたのですか。そこにはどんな困難がありましたか。』

 

決断力 - Decisiveness

『周りの予想とは違った決断をした例を教えてください。その決断にいたったプロセスはどの様にすすめましたか。周りのネガティブな反応に対してあなたはどの様に対応しましたか。』

 

柔軟性 - Flexibility

『プロジェクトの途中でアプローチを変えた事はありますか。なぜあなたはアプローチを変えたのですか。どの様にしてスムーズにアプローチを変えられたのですか。』

『過去に達成した事がない結果を求められた時の例を教えて下さい。』

 

誠実さ - Integrity

『誰かがあなたとは反対の意見を持っていた場合どう対応しましたか。』

 

リーダーシップ - Leadership

『チームの成果を上げるためにした事を話して下さい。どの様な変化がもたらされ、今はどの様に改善されていますか。』

 

回復力 - Resilience

『ストレスに対してどの様に対処しますか。』

『上司やマネージャー、同僚やクライアントから否定的なフィードバックを受けた場合どの様に対処しましたか。その結果はどうなりましたか。』

 

チームワーク - Teamwork

『チームが一つにまとまらなかった時あなたはどんな行動をし、結果的にチームはどうなりましたか。』

『あなたはチームの一員としてどの様な立場にいますか。』

 

コンピテンシー面接の特徴は、『〜した経験がありますか。』という聞き方ではなく、『〜を話して下さい。』と直接的な質問です。そのため事前にストーリーを考えていなければSTARメソッドで回答するのは非常に難しくなります。

 

しかし練習をこなす事で、コンピテンシー面接のプレゼンテーションは良くなり、よりスムーズな回答が出来ます。 

 

今後コンピテンシー面接はさらに一般化すると言われており、多くの企業で導入が進むでしょう。転職面接前にはコンピテンシー面接対策を十分にし、コンピテンシー面接に備えましょう。

 

転職キャリアアップ - 転職面接 執筆者 | Arie - アリー | 転職面接担当